京都橘の攻撃を引っ張るFW西野(11月15日、サンガスタジアム京セラ)

京都橘の攻撃を引っ張るFW西野(11月15日、サンガスタジアム京セラ)

決定力の高い京都橘のFW木原(11月15日、サンガスタジアム京セラ)

決定力の高い京都橘のFW木原(11月15日、サンガスタジアム京セラ)

 12月31日に開幕するサッカーの第99回全国高校選手権に、2年連続9度目出場の京都橘が挑む。新型コロナウイルスの影響で夏の全国高校総体(インターハイ)は中止され、本年度唯一の全国大会となる。躍進を期すチームの中心選手に迫った。

 京都橘は2人の絶対的ストライカーに注目が集まる。ともに身長180センチの西野と木原。足元の技術、スピード、高さを備える万能型で、米沢監督は「何でもできる、よく似たタイプ。大会得点王を争えるポテンシャルはある」と期待する。

 西野は来季J1に昇格する徳島への加入が決まっている。裏への抜け出しが巧みで、京都府大会では6得点を挙げた。2年の木原はシュートセンスがあり、5得点をマーク。今月、U-17(17歳以下)日本代表候補に初選出された。

 今春は新型コロナウイルスの影響で全体練習ができず、夏には西野が徳島への練習参加でチームを離れたが、府大会などを通じて練度を高めてきた。2人は「もっと近い距離でプレーする意識が大切」と貪欲に語り、米沢監督も「1+1=2ではいけない。2人で相手守備を崩せるように」と高みを求める。

 今年のチームは例年より大柄な選手がそろい、セットプレーやロングスローも大きな武器だ。優勝候補にも挙げられた前回は初戦で涙をのんだ。2年連続で10番を背負う西野は「ゴールで勝利に貢献したい」と雪辱に燃え、木原は「相手を引きつけて仲間を生かすプレーもできれば」と意気込む。