近江の攻撃を組み立てるMF森主将(11月14日、皇子山陸上競技場)

近江の攻撃を組み立てるMF森主将(11月14日、皇子山陸上競技場)

 12月31日に開幕するサッカーの第99回全国高校選手権に、初出場の近江が挑む。新型コロナウイルスの影響で夏の全国高校総体(インターハイ)は中止され、本年度唯一の全国大会となる。躍進を期すチームの中心選手に迫った。

 近江のパスサッカーをけん引するのが、ボランチのMF森主将だ。高いテクニックでパスを操る司令塔。滋賀県大会決勝で先制ゴールを決めるなど、得点感覚にも優れる。「ゲームをコントロールしながら、攻撃のスイッチを入れることを意識している」と全国の舞台を見据える。

 前田監督と同じ滋賀県虎姫町(現長浜市)出身。小学生の時に地元の著名人を調べる郷土学習で、Jリーガーとなった前田監督の実家を訪ねたという。「尊敬していた人が監督になったのを知り、近江で全国に行きたいと思った」。監督は「主将を背負わせた方が彼の成長になる」とまとめ役に指名した。

 昨夏の全国高校総体は0-2で初戦敗退。例年は堅守が光るが、今季は技術のある選手がそろい、連動した攻撃で得点力が高い。森は「今までの近江になかった新しいチーム。相手を休ませずに攻め続けたい」と力を込めた。