【資料写真】南丹市が直営化する美山診療所

【資料写真】南丹市が直営化する美山診療所

 京都府南丹市美山町の美山診療所の市直営化に関する職員向けの説明会が25日夜、同診療所であった。市の説明を聞いた参加者からは、市が介護老人保健施設を開設せず、無料送迎も見直す方針であることなどを踏まえ、「命と健康を守ってほしい」といった声が出た。

 現在運営する美山健康会の求めで開催。市からは西田豊地域医療室長らが出席した。

 2021年4月の直営化に向け、業務の引き継ぎや職員採用がこれからであるのを受け、一部職員は「準備が遅い」と指摘。職員数が約50人から20人前後に削減されることから、雇用の不安も漏れた。薬剤師などの採用の見通しが具体的に示されず、新診療所を円滑に運営できるか不安視する向きもあった。


 無料送迎の廃止で受診控えなどが多発した場合、住民の健康に悪影響を及ぼすとする意見も聞かれた。原龍治事務長は「(市と健康会は)同じ方向を向く仲間。地域のために思いを合わせ、チームとして頑張れるようにしたい」と場を納めた。
 終了後、新診療所の常勤医師となる中村真人所長は「もう少し具体的な説明が必要」と述べ、今後も説明を求めるとした。