八坂神社前で密集した状態で新年を迎える参拝者たち(2018年1月1日午前1時3分、東山区)

八坂神社前で密集した状態で新年を迎える参拝者たち(2018年1月1日午前1時3分、東山区)

大勢の参拝者でにぎわう伏見稲荷大社。今年は参道の露店を中止する(1月2日、京都市伏見区)

大勢の参拝者でにぎわう伏見稲荷大社。今年は参道の露店を中止する(1月2日、京都市伏見区)

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、新年の初詣で参拝者の3密(密閉、密集、密接)を回避しようと、京都市内の神社や京都府警が対策を練っている。八坂神社(京都市東山区)では四条通に立ち止まって新年を迎える「年越し待ち」をしないよう呼び掛け、伏見稲荷大社(伏見区)は参道の露店を取りやめてスペースを広くする。

 毎年、正月三が日に約100万人が訪れる八坂神社では、31日深夜に歩行者天国となる四条通に大勢の若者らが密集し、新年のカウントダウンをするのが恒例になっている。

 府警は例年通り、31日午後11時から1日午前4時に四条通(東大路通―川端通東詰)を歩行者専用道に規制するが、神社と協議して四条通に滞留せず順次参拝することを初詣客に求める。縦12列に並んで前後は間隔を約1メートル空けるよう、東山署の「DJポリス」が軽妙な語り口で誘導する。

 八坂神社は例年6カ所ある入場門を祇園交差点前の1カ所に限定。境内を一方通行にして参拝者の滞留を防ぎ、退場門も2カ所に絞った。境内の露店やお守りの臨時授与所は数を減らす。同神社権禰宜(ねぎ)の東條貴史さんは「年内や三が日以降に分散するか、短時間での参拝をお願いしたい」と呼び掛けている。

 毎年、参拝者の列が途切れない伏見稲荷大社では、参道や駐車場での露店の出店を中止。道幅を広げるほか、ガードマンを増員して参拝者に距離を取って並んでもらうことにした。上賀茂神社(北区)は本殿近くの密集を避けるため、二つの門で入場規制を実施。さらに市営地下鉄などが終夜運転を中止する影響で車での参拝が相次ぐと予想し、駐車場を平時の3倍超の580台分用意する。

 上賀茂神社権禰宜の中野瑞己さんは「人出の予測がつかない。神社としてできる限りの対策を講じる」と話している。