来年の干支「丑」や羽子板など新春らしい題材の作品が並ぶ展示(京都府宇治市・平等院ミュージアム鳳翔館)

来年の干支「丑」や羽子板など新春らしい題材の作品が並ぶ展示(京都府宇治市・平等院ミュージアム鳳翔館)

 京都府宇治市の平等院ミュージアム鳳翔館で「新春館蔵品展」が開かれている。同院に伝わる初公開の作品を中心に、今年の干支(えと)「丑(うし)」や正月遊びを題材にした絵画など17点が並ぶ。

 同院は平安時代に建てられた鳳凰堂が著名だが「脈々と続いてきた各時代の魅力を知ってほしい」と、近年の調査で見つかった作品のうち、新年らしく明るいものを中心にそろえた。円山応挙と次男の木下応受の「十二支図」は牛を描いた部分を展示。墨の濃淡や筆遣いにより、ずっしりとした姿やつややかな毛並みが表されている。

 初公開の「玩具づくし絵巻」は明治時代の作品。疫病払いを願って正月に楽しまれた羽根突きのほか、人形笛やはと笛など各地の郷土玩具が落ち着いた色調で表現される。

 このほか、雪化粧した鳳凰堂を描いた池田遥邨の「雪景平等院図」や、カワセミや千鳥をかたどった香合などを集めた。平等院の神居文彰住職は「新春を迎えるにあたって、晴れやかな気持ちになれる逸品を楽しんで」と語った。3月19日まで。展示替えあり。入館には同院の拝観料が必要。