トロッコ列車に運び込まれる亀岡産の野菜(京都府亀岡市篠町・トロッコ亀岡駅)

トロッコ列車に運び込まれる亀岡産の野菜(京都府亀岡市篠町・トロッコ亀岡駅)

 トロッコ嵯峨駅(京都市右京区)のマルシェで販売する亀岡産の野菜をトロッコ列車で運ぶ初めての取り組みがこのほど行われた。関係者は「生産者と消費者をつなぐ新しい形になれば」と、小カブやハクサイなどの冬野菜を次々と積み込んだ。

 昨年7月から同駅でマルシェを開いている「ピーエイ」(東京都)が、地域創生事業の一環で企画。トロッコ列車を運行する嵯峨野観光鉄道と、農薬や化学肥料を使わない野菜を扱う八百屋「369Works」(京都府南丹市園部町)の協力のもと、試験的に列車で運搬することにした。

 この日朝、トロッコ亀岡駅(亀岡市篠町)のホームには、前日夕に亀岡の農家が収穫したばかりの新鮮な野菜が並んだ。嵯峨駅から来た始発の列車が到着すると、折り返し発車までの数分間で、マルシェのスタッフらが乗客として乗り込み、野菜を次々に座席に積み込んでいった。

 嵯峨野観光鉄道によると、亀岡産の野菜は物産展などのイベントで高い人気を集めるという。ピーエイの担当者は「観光列車のトロッコが、地域の人と京都市内の買い手をつなげる可能性がある」と今後に期待を込める。