京都成章-米子工 前半24分、タックルを受けながらも突進してトライを決める京都成章のLO中野喜。ゴールも決まり63-0と突き放す(花園)

京都成章-米子工 前半24分、タックルを受けながらも突進してトライを決める京都成章のLO中野喜。ゴールも決まり63-0と突き放す(花園)

 ラグビーの全国高校大会は27日、花園ラグビー場で開幕し、1回戦15試合が行われた。京都成章は19トライを奪い、チーム史上最多得点となる129―0で米子工(鳥取)に完勝し、2回戦に進んだ。

 京都成章は序盤から攻守で圧倒し、前半だけで9トライを挙げた。後半も速いテンポで攻撃の手を緩めず、WTB倉田の4トライなどで突き放した。

 2連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)や、東福岡(福岡第1)のシード校が順当に勝ち上がった。

 第100回の記念大会には史上最多の63校が参加。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開会式は中止、全試合が無観客開催となった。28日に1回戦の残りの16試合、30日に2回戦を実施。来年1月1日に3回戦、3日に準々決勝、5日に準決勝が行われ、決勝は9日。

■伸び盛りの選手、油断なく大暴れ

 無観客の第1グラウンドを縦横無尽に駆け回り、トライを量産した。京都成章は2年前の1回戦で記録した81点を上回る129点のチーム史上最多得点で初戦を突破。京都勢としても花園での100点超えは初という暴れっぷりだった。

 府予選決勝の先発メンバーから10人を入れ替えて臨んだ。これまで控えの機会が多かった3年生を中心に、伸び盛りの1年生も聖地の芝を踏んだ。「(開幕までに)ぐんぐん伸びてきた子を積極的に使った」と湯浅監督。立ち上がりこそ堅さが見られたが、ボールを持つと大きなゲインを繰り返し、次々とインゴールに飛び込んだ。

 控えを含めた選手が18人の米子工に対し、京都成章は部員100人を超える大所帯。チーム内の競争は激しく、誰が出てもプレーに油断はない。湯浅監督は「それ(競争)が今年の一番大きな武器じゃないか」と、大事な初戦に安心して選手を送り出した。

 新型コロナの影響で他競技の全国大会で棄権チームが相次いでいることに触れ、湯浅監督は「試合をさせてもらったことがありがたい」と感謝した。辻野主将は「目標は日本一だが一戦ずつ勝ち上がっていきたい」と、ぐっと表情を引き締めた。