奈良市と共同で所有する新しいはしご車(木津川市木津・相楽中部消防組合本部)

奈良市と共同で所有する新しいはしご車(木津川市木津・相楽中部消防組合本部)

 京都府南部の相楽中部消防組合は、老朽化したはしご車の更新に伴い、奈良市と共同で1台を購入して昨年11月から運用している。府県を越えた共同所有は国内初の取り組み。

 はしご車はクレーン部分が地上35メートルまで伸び、先端部分は曲がる仕様となっている。高層階での火災だけでなく、工場など広い建物では上から放水するといった利用もできるという。車両は約2億円。奈良市と折半し、さらに国の補助もあり、費用は実質5500万円ほどに抑えることができた。

 主に奈良市消防局北消防署(奈良市右京)に置かれる。出動の際は相楽中部消防組合の連絡を受けて北消防署から現場へ向かい、消防組合の隊員が使用する。管内の木津川市、笠置町、和束町、南山城村では、3階以上の建物は木津川市に集中し、2013年~17年にはしご車が出動した5件は全て同市内だった。