来年の干支にちなんで本殿に参拝した牛(28日午前9時41分、京都市上京区・北野天満宮)

来年の干支にちなんで本殿に参拝した牛(28日午前9時41分、京都市上京区・北野天満宮)

北野天満宮を訪れ、絵馬を掲げた楼門の下に立つ牛(28日午前9時38分、京都市上京区)

北野天満宮を訪れ、絵馬を掲げた楼門の下に立つ牛(28日午前9時38分、京都市上京区)

 京都市上京区の北野天満宮で28日、来年の干支「丑(うし)年」にちなんで牛の参拝があった。崇敬者でつくる「牛持(うしもち)講」の人たちに付き添われた9歳の黒牛「冬子」号が一の鳥居をくぐって参道を進み、本殿前でおはらいを受けた。

 天満宮の祭神・菅原道真は丑年生まれ。また道真は「牛の行くところにとどめよ」との遺言をして亡くなり、遺体を牛車に乗せて運ぶ途中で牛が伏して動かなくなったことからその場所で葬られ、太宰府天満宮の草創につながったとの逸話も残る。牛は祭神の使いとされ、12年に1度の丑年には北野天満宮で参拝行事を営んでいる。前回は元日だったが、今回は新型コロナウイルス感染予防のため、混雑を避けて年内に実施した。

 本殿前では居合わせた参拝者が額に御幣を挿した牛の姿を写真に収め、新年の幸先良いスタートを祈った。家族4人で合格祈願に訪れていた男性(42)は「偶然の幸運。牛にも応援してもらっているようで心強い」と喜んだ。