舞踊劇「花折女房」を華やかに演じる芸妓ら(2019年3月24日、京都市上京区・上七軒歌舞練場)

舞踊劇「花折女房」を華やかに演じる芸妓ら(2019年3月24日、京都市上京区・上七軒歌舞練場)

 京都五花街の一つ、上七軒歌舞会(京都市上京区)は28日、舞踊公演「北野をどり」の来春開催を見合わせる、と発表した。新型コロナウイルスへの十分な感染対策が難しいためという。

 北野をどりは花街の春公演のトップを切り、例年3月下旬に開幕する。コロナ禍で今春は中止に。来春開催の道を模索したが、飛沫(ひまつ)対策や客席の換気が現状では十分できないと判断した。歌舞会は「来年中には開催できるよう、時期を探りたい」と話した。

 また、コロナ禍で全てのお茶屋と芸舞妓が休業している祇園甲部組合(東山区)は、元日から営業を再開すると28日に発表した。年始に改めて芸舞妓全員のPCR検査を行うほか、京都府の要請に基づいて1月11日まで営業時間を午後9時までに短縮。芸舞妓にはお座敷などの場でも常にマスクを着用するよう求める。

 祇園甲部では10日以降、芸舞妓やお茶屋関係者計28人が感染。拡大を防ぐため、11日から営業を控えている。21日以降、新たな感染者は確認されていない。