人々の生活を大きく変えた新型コロナウイルス。家族の形にもさまざまな影響を与えた(西方沙織さん撮影)

人々の生活を大きく変えた新型コロナウイルス。家族の形にもさまざまな影響を与えた(西方沙織さん撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大は家族やパートナーとの関係にどんな影響を及ぼしたのか。「絆が深まった」「ストレスがたまった」。京都新聞社が双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に友だち登録している人に実施したアンケートからは、未知の感染症に対する不安や考え方の違いから傷ついたり、関係をつくり直したりした様子が浮かび上がる。

 「離れていた心の距離が縮まった」。京都市下京区の40代女性は「夫とこれまで避けていたことを正面から向き合って話す機会を持てた」との声を寄せた。家族関係が「良くなった」と答えた人の多くは、家族で過ごす時間の増加を理由に挙げる。滋賀県湖南市の50代女性も「子どもを大切に感じる気持ちが強くなった。今までの日常はありがたいものだったと気付いた」。

 一方「悪くなった」人には、家族関係が密になった影響がうかがえた。京都府城陽市の70代男性は「家庭で顔を合わせる時間が多くなり、意見の不一致からつまらないけんかをするようになった」。滋賀県高島市の50代女性も「娘がバイトを解雇されて引きこもりに近くなり、私はストレスが爆発しそうなのを我慢している」。

 急速に進む在宅勤務やテレワークに関する意見も目立った。守山市の40代女性は「夫が在宅勤務となり家族みんなが家にいた。子どもたちが料理を作ってくれたり親子で体を動かしたり、普段しないことに挑戦できた」と好意的な受け止め。伏見区の40代女性は「(在宅勤務の夫が)家事の行き届かないところを見つけてはため息をついたりし、相当ストレスがたまった」と不満をつづった。夫が週3日ほど在宅勤務するという南区の40代女性は「リビングが夫の仕事場。テレワークは結構だが、対応できないところへの支援にも目を向けてほしい」と指摘した。