愛らしい姿でポーズをとる4代目たび丸。今年で「20歳」を迎える(草津市下物町)=草津市提供

愛らしい姿でポーズをとる4代目たび丸。今年で「20歳」を迎える(草津市下物町)=草津市提供

初代たび丸。身長が高く、ほっそりした姿に「かわいくない」「ちょっとこわい」といった声もあったという

初代たび丸。身長が高く、ほっそりした姿に「かわいくない」「ちょっとこわい」といった声もあったという

 滋賀県草津市の公式キャラクター「たび丸」が誕生し、今年で20年を迎える。傘をかぶった旅人姿で宿場町・草津の認知度向上に努めてきた。ただ、温泉で有名な草津町(群馬県)と同じ地名のため誤認もあるといい、これまでより一皮むけた活躍が求められている。

 たび丸は2001年8月、草津宿場400年祭を記念して誕生した。市観光物産協会のマスコットを経て14年に市の公式キャラに転身、まちの魅力発信の一翼を担っている。

 現在の着ぐるみは、クラウドファンディングで資金を募り、18年4月に誕生した4代目。初代のほっそりした体は代を重ね、丸みを帯びた子ども受けする体に進化した。

 各種イベントのほか19年からは国史跡の草津宿本陣と市立水生植物公園みずの森で月1回登場。新型コロナウイルス禍でSNS(会員制交流サイト)の投稿を強化しており、今年からは市公式ユーチューブチャンネルで積極的に動画も公開するという。

 成人の日を前に、市広報課は「市内では認知度が高く、人気がある」(広報課)と前向きに評価するが、市外への浸透度はまだ低く、とりわけ県外にいかに草津市の名を売り込むかが課題となる。

 草津市に温泉があると勘違いする県外住民はいまだに存在するという。昨年は草津町で起きたトラブルのあおりで同町に加え、草津市にも爆破予告メールが届く騒ぎがあった。地名を巡るこうした誤認を払拭(ふっしょく)するためにも、20歳を迎えるたび丸のこれまで以上の奮闘が欠かせない。市の広報戦略が問われる1年となりそうだ。