ササの葉と竹で作ったほうきで、梵鐘のほこりを払う僧侶たち(28日午前10時7分、大津市園城寺町・三井寺)

ササの葉と竹で作ったほうきで、梵鐘のほこりを払う僧侶たち(28日午前10時7分、大津市園城寺町・三井寺)

 近江八景「三井の晩鐘」で知られる大津市の三井寺(園城寺)で28日、梵鐘(ぼんしょう)のすす払いが行われた。僧侶が一年間のほこりを落とし、除夜の鐘を突きに訪れる参拝客を迎える準備を整えた。

 竹にササの葉をつけた長さ2.3メートルほどのほうきを手に、僧侶3人が鐘楼に入った。高さ約2.1メートル、口径約1.2メートル、重さ2.2トンの梵鐘を丁寧に払うと、堂内にほこりが舞った。

 桃山期の1602年に鋳造された梵鐘は、音色の良さで「日本三名鐘」の一つに数えられる滋賀県指定文化財。僧侶の男性(42)は「来年は幸せになるように願って鐘を突いてほしい」と話していた。地元のスポーツ少年団の児童や保護者約150人も境内を清掃した。