天皇が唯一上った天守が、徳川の二条城にあった。後水尾天皇は二度赴き、洛中洛外を遠望した。自らの世が長く続くようにと、和歌も詠じている。

 もろこしの 鳥もすむべき呉竹の すぐなる代こそ かぎり知られね