20年以上前から嵐山の商店街に通う右京区の女性(51)は最近、ハンガリーの大学で学ぶ次女(21)に送るため「日本らしいものを」と竹かごを購入した。ここ数年は観光客で混雑している時は近づけなかったが、今はゆっくりと品定めができる。女性は「生活に必要なものも普段は買えないような商品もあるのが商店街のいいところ」と話す。

 地道な取り組みが離れていた客層を呼び戻し始めていると、手応えを感じた石川さんはさらなる変化を思い描く。2階は現在、布製品を中心に置くが全て竹製品に取り替える予定だ。竹細工職人を常駐させ、繊細な技術を客の前で披露する案もあるという。


 「日本人でも海外の方でも魅力を感じてもらえるよう目の前のお客さまを大事にする。当たり前のことをコロナ禍で思い出した」。インバウンドの往来再開後も見据えている。