お気に入りのイワナシの花が写るページを開く吉村さん(京丹後市峰山町浪花・吉村商店)

お気に入りのイワナシの花が写るページを開く吉村さん(京丹後市峰山町浪花・吉村商店)

 京都・丹後の野に咲く草花を15年にわたって写してきた京都府京丹後市の女性が、初めて四季の野草の写真を配したカレンダーを作成した。女性は「家から少し歩くだけでいろいろな草花に出会うことに気付いてほしい」と願う。

 同市峰山町浪花の吉村緑さん(78)。15年前に近場の散策のついでにカメラを持つようになり、市外で暮らすきょうだいに「生まれ育った丹後の花が懐かしいだろう」と写真をはがきにして季節の便りを送ってきた。カレンダーを求む声があり初めて作成した。

 2021年用カレンダーにしたのは、京丹後夢球場のそばのツルリンドウをはじめ、峰山小のセンダンの実や赤坂峠のハンゲショウ。

 全て道ばたの野草で珍しいものはないが、多くの野草が家のそばにある豊かな環境を伝えたいという。それでも年々数は減り、お気に入りの場所や花が翌年には無くなっていることも増えたといい、吉村さんは「道ばたでも頑張って耐えて咲いてくれる花がいっぱいあることを伝えたい」と話す。

 A4判二つ折り。100部作って知人らに配っているという。