パンケーキセットと野菜のタルタルソース

パンケーキセットと野菜のタルタルソース

パンケーキセットと野菜のタルタルソースを手にする(左から)内藤正夫さん、寛人さん、直美さん=滋賀県高島市新旭町旭2丁目

パンケーキセットと野菜のタルタルソースを手にする(左から)内藤正夫さん、寛人さん、直美さん=滋賀県高島市新旭町旭2丁目

 滋賀県高島市新旭町で農業を営む親子3人が、自家栽培の米と小豆を使い、パンケーキ用のミックス粉と小豆バターのセットを商品化した。野菜のタルタルソースとともに道の駅「藤樹の里あどがわ」(同市安曇川町)などで販売し好評を得ているといい、「比良山系の伏流水をふんだんに使った湖西地域の農産物を味わって」と意気込んでいる。

 父親の代から地元で農業を営む内藤正夫さん(49)と妻直美さん(52)、今春高校を卒業して就農した長男寛人さん(19)。2019年12月、「高島のみやげ品になるような農産加工品を作れないか」と、パンケーキに塗る食品の試作を始めた。

 自家製あんことミルククリームを練り上げて試作し、長野県の加工食品会社に依頼して「あんミルクバター」(税込み820円)として商品化。近江米「みずかがみ」を原材料にしたミックス粉(同630円)とセットで販売を始めた。「米粉のしっとりとした生地にあんこの優しい甘さがよく合う」と直美さん。

 同じく自家栽培の野菜を使った「野菜にタルタル」(同760円)は、大津市内の食品会社に協力を依頼し、原材料のタマネギやニンジンをピクルスのように酢漬けにすることで常温保存を可能にした。寛人さんは「野菜の味を引き立てる風味に仕上がった。野菜が苦手な子どもにも食べてほしい」と話す。

 試作には安曇川高2年の長女里咲さん(17)も参加。直美さんは「味見で手厳しいダメ出しをしてくれた」と笑う。正夫さんは「家族みんなの知恵を出し合った商品。地元農産物の消費につなげたい」と話す。