例年に比べて買い物客が少ない錦市場(2020年12月30日午前11時52分、京都市中京区)

例年に比べて買い物客が少ない錦市場(2020年12月30日午前11時52分、京都市中京区)

 大みそか前日の30日、「京の台所」として知られる京都市中京区の錦市場には、正月用食材の買い物客が多く訪れた。ただ新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年ほどの人出はなく、落ち着いた迎春準備となった。

 同市場は136店舗が軒を連ね、年末は棒だらやクワイ、黒豆といったおせちなどで使う食材がずらりと並ぶ。買い物客が人波を縫って歩く様子が年の瀬の風物詩となっている。

 京都錦市場商店街振興組合(同区)によると今年の人出は、外国人観光客の少なさも手伝って例年の半分以下といい、店員が「お正月の準備にいかがですかー」と客を呼び込んでいた。感染症対策で客の密集を避けるため、市場の近くに特設店舗を設けて販売する店もあった。

 ほぼ毎年、年末は錦市場を訪れるという京都市左京区の主婦(57)は「コロナが広がっているので迷ったが、品ぞろえが豊富なので来た。いつもより人が少ないですね」と串柿などを買っていた。