梅がほころぶ北野天満宮とマスク姿の初詣(京都市上京区)

梅がほころぶ北野天満宮とマスク姿の初詣(京都市上京区)

「撫牛」をなでる初詣客(京都市上京区・北野天満宮)

「撫牛」をなでる初詣客(京都市上京区・北野天満宮)

 京都・滋賀の社寺は元日、マスク姿で初詣に訪れた人たちが、新年を健康に過ごせるよう願いを込めた。今年の干支「丑」。牛を祭神・菅原道真の使いとする京都市上京区の北野天満宮では、境内の石像「撫牛」にも、新型コロナ対策で抗菌処理がされた。紅白の梅がつぼみをほころばせる境内で、参拝者が学業成就などを祈願していた。

 北野天満宮の祭神・菅原道真は丑年生まれ。また道真は「牛の行くところにとどめよ」との遺言をして亡くなり、遺体を牛車に乗せて運ぶ途中で牛が伏して動かなくなったことからその場所で葬られ、太宰府天満宮の草創につながったとの逸話も残る。

 左京区の平安神宮では、門前の神宮道で例年通りに露店が並んだが、行き交う人の数は例年より少なかった。感染拡大防止対策のため、参拝者が水で手や口を清める手水舎(てみずや)は一部が使用停止になり、接触を避けるため一歩通行でお参りするよう境内が仕切られた。大極殿前には消毒スプレーも用意され、参拝者は間隔を空けて並んだ。拝殿に進んだ参拝者は、コロナ禍の早期終息や、家族の健康などを願って手を合わせていた。