京都府亀岡市は、ごみのポイ捨て防止重点地域のJR亀岡駅周辺にごみ箱を設置した。「市の玄関口」をきれいに保つためで、清掃活動で拾ったごみを捨てる際などに利用する。同地域に指定している他のJR駅にも順次置く。
市は昨年8月、ポイ捨て等禁止条例を施行し、市民が散歩中にごみ拾いに協力する「エコウオーカー」の事業を進めてきた。ごみ箱設置は9月市議会で予算を計上、年末にJR亀岡駅に置いた。
可燃ごみ、プラスチック、かん・びん、ペットボトルの4種各80リットルの容量で、駅北口と南口に設けた。1日2回の回収と、中のごみを再資源化するための洗浄や分別の作業は市シルバー人材センターが担う。
ただ、過去には家庭ごみの持ち込みが原因でごみ箱を撤去した経過もある。市環境クリーン推進課は「資源回収ボックス」と位置付け、「出たごみは各自で持ち帰ることを前提とした上で使って」と求めている。