東京体育館で行われているバレーボールの全日本高校選手権で7日、男子で前回優勝の東山が、高松工芸(香川)との3回戦を欠場した。選手1人の発熱が確認されたため、大会実行委員会が「新型コロナウイルスに感染していた場合、チーム全員が濃厚接触者となる恐れがある」として決定した。規定により東山は不戦敗。その後、発熱した選手はPCR検査で新型コロナウイルス感染が確認された。

 大会規定では発熱者や体調不良者がいた場合、該当者が会場に入れない。実行委は朝の時点で欠場の判断はせず、チームは発熱者を除くメンバーで会場入りし、午前10時からの3回戦に備えウオーミングアップも終えていた。だが実行委が再検討した結果、試合直前に欠場が決定し、選手たちは泣き崩れたという。

 全国高校総体、国体が中止となり、本年度唯一の全国大会だった。無観客で行われ、会場入りできる選手も1チーム18人に制限。東山も昨年11月に出場権をつかんで以来、対外試合を全て取りやめるなど細心の注意を払ってきた。吉村颯太主将は6日の2回戦後、「来られないたくさんの部員の思いも背負って戦わないといけない」と語っていたが、2連覇の夢は新型コロナ禍に阻まれた。