記者団の取材に応じる西脇隆俊・京都府知事(2021年1月7日午後5時40分、京都府庁)

記者団の取材に応じる西脇隆俊・京都府知事(2021年1月7日午後5時40分、京都府庁)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府の西脇隆俊知事は7日、「(政府に対する)緊急事態宣言の発令要請を視野に入れるべき段階にきている」と述べた。隣接する大阪府や兵庫県と調整した上で、8日に開催する府の対策本部会議で要請するかどうか議論する。

 府内では、7日に過去最多となる143人の新規感染者が確認されるなど拡大が続いている。西脇知事は「特徴的な大規模クラスター(感染者集団)で増えているというより、あらゆる生活の中で(感染が)起きている」とし、市中感染の増加が要請を検討する理由の一つとした。

 緊急事態宣言の要請を巡っては、5日に関西広域連合で、感染者が急増すれば京都、大阪、兵庫の3府県で協議して判断すると確認していた。これに伴い7日午後4時ごろ、大阪府の吉村洋文知事から京都府側に要請について相談があったという。

 西脇知事は3府県の意思統一が必要とした上で「府内で最大の感染者がいる京都市との調整が必要だ。専門家の意見も踏まえて要請をすべきかどうかを考えていきたい」とも述べた。

 政府が東京など首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発令したことについては「新規感染者の半数以上が1都3県で、ここを抑えないと全国的な感染拡大が抑えられないという意味では評価したい」とした。