強い寒気の影響で8日朝、京都府と滋賀県の各地はこの冬一番の冷え込みとなり、京都市中京区で氷点下3・7度を観測した。京都市内を流れる鴨川には、近年では非常に珍しく氷が張った。
気象庁によると、朝の最低気温は、京都府南丹市園部町で氷点下8・3度、福知山市で氷点下6・2度、大津市で氷点下3・4度などで、いずれも今季最低となった。京都市中京区の氷点下3・7度は、2016年1月に氷点下4・1度まで下がって以来5年ぶりの寒さとなった。
京都市内を流れる鴨川には、流れの緩やかなところに氷が張った。上京区の葵橋付近では、川幅いっぱいに厚さ数ミリから1センチほどの氷が張り、氷の上を小鳥が歩く姿が見られた。小石を投げても割れず、子どもたちが歓声を上げていた。