平安時代末期-鎌倉初期の歌人藤原定家(1162~1241年)。小倉百人一首や新古今和歌集の選者で「歌聖」とうたわれるその人物の素顔とは―。古代・中世史を多角的に考察してきた国際日本文化研究センター名誉教授の村井康彦さんが、定家の日記「明月記」の読解に挑んだ。90歳を迎えて繰り出した新著「藤原定家『明月記』の世界」が描き出すのは「マイペース」「親バカ」といった人間味あふれる一人の公家の姿。