ジムを開く稲葉さん(左)。「体を鍛えて心も体も元気になってほしい」と語る=南丹市園部町・Musoshin Fit

ジムを開く稲葉さん(左)。「体を鍛えて心も体も元気になってほしい」と語る=南丹市園部町・Musoshin Fit

 京都府亀岡市や京都市などでラーメン店を経営する男性が、京都府南丹市園部町に24時間営業のフィットネスジムを開いた。高性能のマシンを配備し、需要をつかむ。コロナで飲食業が苦境にある中、ジムに活路を見いだすとともに、コロナで運動不足に陥りがちな高齢者らの健康増進につなげる。

 京丹波町蒲生と京都市西京区で暮らす稲葉伸さん(42)が手掛ける。2012年からラーメン店「無双心」を展開し、順調に業容を拡大してきた。しかし、コロナ禍が直撃。同市東山区の祇園店からは外国人客の姿が消え、売り上げが落ち込んだ。経営が厳しさを増す中、「何かしよう」と模索した時にジムが浮かんだ。自身が1年前から通い始め、風邪をひきにくくなったり、太りにくくなったりしたのを実感。悪疫からいかに体を守るかに関心が集まる中、ジムのニーズは高いと考えた。

 南丹市園部町美園町に設けたジム「Musoshin Fit(ムソウシンフィット)」は8日に営業を始めた。五輪の選手村に納入実績を持つイタリアメーカーの高性能機器で統一。筋肉量や基礎代謝の状況などが分かる計測装置も備えた。トレーナーの助言も受けられる。

 感染予防に配慮し、換気設備を本来必要な数よりも増やした他、機器の除菌コーティングも施した。

 稲葉さんは「コロナ禍の中、体を鍛える意義は大きい。ここから若いアスリートも育てたい。シニアの健康維持にも役立てればうれしい」と話す。