朱傘を差し掛けられて、境内を歩く真言宗各派の高僧たち(8日午後0時11分、京都市南区・東寺)

朱傘を差し掛けられて、境内を歩く真言宗各派の高僧たち(8日午後0時11分、京都市南区・東寺)

 真言宗最高の密教儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が8日、京都市南区の東寺(教王護国寺)で始まった。新型コロナウイルス禍の中、検査で陰性だった高僧たちが集い、この日から7日間にわたり国の安泰などを祈る。


 法要に先立ち、宮内庁京都事務所(上京区)から勅使が着き、天皇の御衣を届けた。続けて、大阿闍梨(だいあじゃり)を務める智積院(東山区)の布施浄慧化主ら僧侶が境内を練り歩き、法要を営む潅頂院(かんじょういん)に向かった。


 新型コロナ対策として、儀式に関わる真言宗各派の僧侶や職員ら約130人がPCR検査を年明けに受け、全員の陰性を確かめた。


 後七日御修法は平安時代の835年、真言宗開祖・空海が始めた宮中の正月行事を起源にしている。明治維新後、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響で途絶えたが、1883(明治16)年に東寺で再興された。儀式名は1~7日に神事、8~14日に仏事が行われたことに由来しているという。