京セラ本社(京都市)

京セラ本社(京都市)

 京セラは8日、半導体や電子機器などに使う化学材料の安全認証試験で製品とは異なるサンプルを提出して評価を受けていたと発表した。今回の問題に起因する事故などは確認されていないといい、同社は原因究明に向けて近く社外の専門家らでつくる特別調査委員会を立ち上げる。


 対象製品は半導体封止材料や電機用樹脂ボードなど6品目。米国の民間検査認証機関が定期的に行う「UL規格」の試験で、担当部門が実際の製品ではない別のサンプルを提出し、難燃性と絶縁性の評価を受けていた。


 同社は6製品を国内外の約160社に供給し、売り上げ規模は年70億円程度。問題が発覚した昨年12月以降は新規の受注活動を停止した。


 化学材料事業は京セラが2002年に東芝から買収し、グループ化した。