大津家裁の入る建物

大津家裁の入る建物

 滋賀県愛荘町のアパートで、無職の男性=当時(25)=が死亡したとされる事件で、大津家裁は8日、傷害致死と恐喝未遂の疑いで家裁送致されたアルバイト作業員少年(19)を検察官送致(逆送)した。

 決定によると、少年は無職の女(55)=傷害致死罪などで起訴=と共謀し、昨年6月ごろから約5カ月間、女のアパートで男性に暴行や食事制限を続け死亡させたとし、動機については「(男性が)ごみ捨てなどをしないことへの立腹や、交際相手とのけんかの憂さ晴らし」とし、女からの強要や圧力はなかった、とした。男性の兄(29)への金銭要求は「男性が生活費を入れないのはおかしいと考え女に同調した」と指摘した。

 家裁は、少年が幼少から、女が同居人を虐待する様子を目にするなど成育環境の影響を認めつつ、犯行態様などから「検察官送致が相当」とした。

 関係者によると、少年は傷害致死容疑について「自分は暴行しただけ」という趣旨の供述をし、否認しているという。