コロナ対策を施して始まった西本願寺の報恩講(京都市下京区)

コロナ対策を施して始まった西本願寺の報恩講(京都市下京区)

 浄土真宗の宗祖親鸞をしのぶ法要「報恩講」が9日、京都市下京区の西本願寺(浄土真宗本願寺派本山)で始まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、事前予約していた参拝者の受け入れが急きょ中止されたが、御影堂にはこの日を待ちかねて訪れた門信徒の念仏が響いた。

 新暦で親鸞の命日に当たる16日まで、毎年この時期に8日間の法要を営んでいる。午後2時に始まった最初の法要では大谷光淳門主(43)と光真前門主(75)がそろって出仕。光真前門主が導師を務めた。

 新型コロナ対策のため堂内には距離を空けていすが並べられ、約100人の参拝者が僧侶とともに「念仏正信偈(げ)」を唱え、宗祖をしのんだ。参拝した右京区の女性(38)は「来ていいのか迷ったけれど、みんなで手を合わせたいとの思いで訪れた」と話した。

 東日本大震災や熊本地震の被災地支援物産展、授産製品販売などの催しは中止となり、期間中に予定されていた「特別講演」や「御絵伝解説」などの行事は浄土真宗本願寺派のホームページでライブ配信する。