無観客となった全国高校ラグビー大会決勝で、熱戦を繰り広げる選手たち(東大阪市・花園ラグビー場)

無観客となった全国高校ラグビー大会決勝で、熱戦を繰り広げる選手たち(東大阪市・花園ラグビー場)

 大阪府東大阪市の花園ラグビー場で9日に行われた全国高校ラグビー大会決勝で、京都成章は15―32で桐蔭学園(神奈川)に敗れ初優勝を逃した。今大会は全試合が無観客で実施されため、保護者やOBは自宅などで画面越しに選手たちへのエールを送った。

 ダブル主将を務めた宮尾昌典選手の母美加さん(53)=神戸市=は試合会場近くに止めた車の中で観戦。「キャプテンを任されてプレッシャーもあっただろうけど、ここまでよく頑張ってくれた」とねぎらった。

 「できれば会場で応援して決勝の雰囲気を感じたかった」と話すのは京都産業大ラグビー部の笹岡海斗さん(21)。自身も3年前の準々決勝で桐蔭学園に敗れ「後半は相手のプレッシャーが強く、自分が戦った桐蔭学園のイメージと重なった」と振り返る。それでも「準優勝でもすごいことなので、自信を持ってほしい」と後輩の奮闘をたたえた。

 京都成章は女子ラグビー部が昨秋の7人制の全国大会で優勝。主将の安井ノエルさん(18)は学校で部員たちとテレビで見守り、「前半は成章らしい堅いディフェンスだった。歴史を変えたので尊敬している」と話した。