競技かるたの新クイーンになった山添百合六段(大津市・近江神宮)

競技かるたの新クイーンになった山添百合六段(大津市・近江神宮)

対戦する山添百合さん(左)と本多恭子さん=9日10時30分、大津市神宮町・近江神宮

対戦する山添百合さん(左)と本多恭子さん=9日10時30分、大津市神宮町・近江神宮

 競技かるたの日本一を決める「第67期名人位・第65期クイーン位決定戦」が9日、大津市神宮町の近江神宮で開かれた。クイーン位では、「京都小倉かるた会」所属の洛南高教諭、山添百合六段(29)=京都市下京区=が3度目の挑戦で初めて女王の座をつかんだ。名人位は「京都大学かるた会」の塾経営粂原圭太郎名人(29)=同市左京区=が2度目の防衛を果たした。

 全日本かるた協会の主催で、競技かるた最高峰の大会。今年は新型コロナウイルス対策として、予選の参加者を絞って、挑戦者を決めた。両タイトルの決定戦は3戦先取の5回戦方式で、出場者や関係者はマスクをして臨んだ。

 山添六段は、連覇を狙った「大津あきのた会」の会社員本多恭子クイーン(29)=兵庫県尼崎市=に挑み、初戦を1枚差で競り勝つなど、勝負強さを発揮して3連勝。「(コロナ禍でも)たくさんの方に指導をしていただき、ありがたい気持ちでいっぱい。今回は絶対という思いで臨んだ」と、悲願の達成を喜んだ。

 粂原名人も、最年少記録の更新がかかった自見壮二朗六段(19)=福岡県古賀市=との対戦で、初戦の3枚差を制して勢いに乗り、3戦連取して王座を守った。「大会に出場して調整するタイプなので、コロナで大会がなく不安だった。自見六段は中盤・終盤が強く、勝ててほっとした」と振り返った。