昨年12月の日本選手権女子1万メートルで優勝し五輪代表を決めた新谷(ヤンマースタジアム長居)

昨年12月の日本選手権女子1万メートルで優勝し五輪代表を決めた新谷(ヤンマースタジアム長居)

 新型コロナウイルスの影響を受けて中止となった全国都道府県対抗女子駅伝の代替大会として、17日にたけびしスタジアム京都で「京都 女子駅伝・中長距離競技会」(京都陸上競技協会主催、京都新聞、NHK京都放送局共催)が開催される。近畿を中心とする中高生や大学、社会人ランナー約180人が新春のトラックを駆ける予定だ。今夏の東京五輪1万メートル代表の新谷仁美選手(積水化学)が現役選手へメッセージを寄せた。 

 -新谷仁美は昨年、驚異的な成長の跡を示した。引退を経て復帰後の活躍はめざましく、「世界とはまだ差がある」と強い向上心を胸に走り続ける。現在の境地を率直に語りつつ、全国女子駅伝の思い出を振り返った。

 全国女子駅伝には中学時代から出場させていただき、一年の始まりなので縁起のいい大会と位置づけています。中学生、高校生、大学生、実業団と年齢も考え方も違う選手たちが集まり、私も初心に戻れる。普段は「レースは結果、結果」と思うのですが、この大会はあまり緊張なく走れる。走ることを楽しんでいる中高生たちに間違ったことを伝えてはいけないという責任感はあります。今後開催されるなら、直前にどんな大会があったとしても、私は極力出たいと思います。

 ー過度な体重制限で無月経などに苦しんだ自身の経験を積極的に発信している

 過去にやってきたことは後悔はしていません。ただ間違った方法ではあったな、というのはあります。そしてそれを世に広めてしまった。引退前の2013年、世界選手権モスクワ大会で結果(5位)を出せたが、見た選手はやせた方が走れると思うはず。不本意ながら、私の一番の結果になっているのは苦い思い出です。
 30歳を超えると年齢を気にする方がたくさんいるが価値観は人それぞれ。私の中では30代前半は若い方。昨春から栄養サポートも受けるようになりました。私が質問した時に答えてくれて、ストレスのかからないような管理をしてくれている。口の中に入れるものにも気をつかうようになった。これまで後回しにしていたものをしっかり重要視したことが、日本記録につながったと思います。

 ー昨年の中長距離勢は好記録が相次いだ