2部開始前に入場を待つ新成人たち(京都市左京区・みやこめっせ)

2部開始前に入場を待つ新成人たち(京都市左京区・みやこめっせ)

 「成人の日」の11日、京都市左京区のロームシアター京都と「みやこめっせ」では、成人式「京都市はたちを祝う記念式典」が開かれた。新成人たちは1席置きに着席しマスク姿で式に臨んだ。さらに取材に対し「終了後は会食に行かない」などと話した。

 式典には例年並みの7300人が申し込み、京都市は4部に分けて実施した。1部が行われたロームシアター京都では、収容率を50%以下とするためメインホール(定員2000)で行う式典をサウスホール(同700)、ノースホール(同200)に中継する形式で行われた。
 
 スーツや晴れ着姿の新成人たちはマスクを着用し、検温を受けて会場に入った。係員の呼び掛け通りに1席置きに座った。
 
 式典について京都市は当初35分程度の実施予定とし、感染の急拡大を受けて開催間近になって20分程度に短縮するとしていた。しかし、1部は終了まで35分を要した。

 式を終えた新成人たちは、中学や高校の同級生たちの再会を喜び、記念撮影をしていた。
 
 高校の同級生だという大学2年の女性(20)=下京区=と大学1年の女性(20)=北区=は「知り合いに会えたので、来てよかった。同窓会もないので、会場周辺で知人に会ってそのまま帰る」と話した。

 左京区の大学2年の男性(20)は「感染が拡大する中で会場に来ようか少し迷った。しかし成人式は人生で一日しかなく、感染対策もされているだろうと思った。今は来てよかったと思っている。会食は感染が怖いのでしない」とした。

 福岡市の大学に通い、約1カ月前に伏見区に帰省したという大学2年の男性は「ツイッターで神戸大の岩田健太郎教授が『成人式に行かないで』と呼び掛けているのを見た。不安だったけど(中学卒業から)5年会っていない友人も多い。インスタグラムなどではどうしているか分かるけど、顔を見たいし、どんな服を着ているかを見たいと思った。成人式は一生に一度のことだし、コロナごときで止められない」と来場の動機を語った。

 さらに「電車の中で冷たい視線を感じた。(会食に行かないでという京都市の)呼び掛けを守って行かない」と心情を吐露した。