木札に向かって小石を投げる子どもたち(滋賀県近江八幡市安土町西老蘇・鎌若宮神社)

木札に向かって小石を投げる子どもたち(滋賀県近江八幡市安土町西老蘇・鎌若宮神社)

 つり下げた木札に石をぶつけて地域の厄よけと五穀豊穣(ほうじょう)を願う新春の伝統行事「まじゃらこ」が、滋賀県近江八幡市安土町西老蘇の鎌若宮神社で営まれた。

 千年以上続くとされる。悪霊や疫病など魔よけの「勧請(かんじん)縄」を張り、縄に付けた木札に石を当てて割った子どもは1年間健やかに過ごせると伝わる。

 地元の小学生たちが集合。氏子らが稲わらで編んだ縄を参道両脇の木に結んで高さ約3メートルに掲げた。子どもたちはかじかんだ手を息で温め、順番に縄の輪の中にある「天下泰平」と書かれた木札を目がけ石を投げた。

 老蘇小5年の児童(11)が見事に命中させると、札は乾いた音を立てて真っ二つに。「5回目の挑戦で、今回は力強く投げる工夫をしたのが良かった。今年は元気よく過ごせる1年にしたい」と声を弾ませた。