タッチパネルとセルフレジで注文と会計を済ませるパン店(京都市上京区・KAMOGAWA BAKERY)

タッチパネルとセルフレジで注文と会計を済ませるパン店(京都市上京区・KAMOGAWA BAKERY)

QRコード決済のみ対応のつけそば店(京都市中京区・つけそばむらじ錦市場店)

QRコード決済のみ対応のつけそば店(京都市中京区・つけそばむらじ錦市場店)

 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「非接触」を売りにした飲食店が京都市内でも増え始めている。飲食代の支払などの場面で対面を避け、客と従業員の健康を守ることができると注目が集まっている。

 客自身がトングを使い商品を選ぶバイキングスタイルが多いパン店。昨年10月に開店した「KAMOGAWA BAKERY(鴨川ベーカリー)」(上京区)は従来の様式を脱却した。色とりどりのベーグルはショーケースの中に並び、客が触れることはない。注文はタッチパネルで行い、会計もセルフレジを導入した。

 京の台所と呼ばれる錦市場(中京区)に昨年末オープンした「つけそば むらじ 錦市場店」では現金精算を撤廃し、完全キャッシュレス化に挑戦している。支払い方法は「PayPay」や「LINEPay」など4種類のQRコード決済のみ。スマートフォンに専用のアプリを入れるだけで利用できる手軽さを重視した。

 市場調査の矢野経済研究所(東京)によると、本年度のQR決済市場は約3兆9千億円と、昨年度からほぼ倍増する見込みだ。新型コロナによるキャッシュレス決済のニーズが高まっているとして、今後も市場は拡大を続けるという。

 市内4店舗目の出店で初めてキャッシュレスに取り組んだ「むらじ」店主の連恭子さん(51)は「コロナに対応していかないといけない世の中になった。目新しいことに取り組むことで市場の活性化にもなれば」と期待を込める。