京都を拠点にする染色と革小物の職人が製造したコンパクト財布。表面に絞り染めした鹿革を使っている(京都市中京区)

京都を拠点にする染色と革小物の職人が製造したコンパクト財布。表面に絞り染めした鹿革を使っている(京都市中京区)

 伝統技法の「絞り染め」を手掛ける京都の染色職人と革小物工房がタッグを組み、機能的なコンパクト財布を製作した。鹿の革を使ったなめらかな風合いが特徴で、京都高島屋(京都市下京区)で30日まで限定販売している。

 染色工房「眞桜」(下京区、重野泰正社長)と革小物工房「京でん」(中京区、竜田昌雄社長)は、ともに京都高島屋と取引があり、今回の商品企画が実現した。

 京でんでは、キャッシュレス化を背景に昨年から軽量で小さな革財布ブランド「COTOCUL(コトカル)」を展開している。染色職人である重野社長は、普段アパレルブランドなどに鹿革の絞り染めを提供している。全国的にも珍しく、約0・3ミリという薄さと独特の質感が特徴という。

 コンパクト財布は縦8センチ・横10センチで、重さは40~50グラムと軽量。三つ折りで小銭や紙幣、カードをそれぞれ収納できる。表面には重野社長が染め上げた鹿革を使い、内部は牛革で仕上げた。ストライプ模様の青と、マーブル状のオレンジの2色を用意した。1万3824円。

 京でんの竜田社長は「色や触り心地、つくりを是非手に取って見てほしい。京都のものづくりの魅力を発信できたら」と期待する。財布は、京都高島屋で開催中の催し「NIPPONものがたり」で販売中。数量限定。