在庫を豊富に用意している小売店の商品棚(京都市中京区)

在庫を豊富に用意している小売店の商品棚(京都市中京区)

 政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を京都府など関西3府県に再発令する方針を決めたことを踏まえ、京都や滋賀のスーパーやドラッグストアは、食品や衛生用品の在庫の十分な確保に努めている。昨春の宣言時と異なり、今回は学校の一斉休校は求められておらず、消費者による買いだめは限定的とみられる。各社は「在庫は豊富にあるので安心して買い物を」と呼び掛ける。

 スーパーマツモト(京都府亀岡市)では、緊急事態宣言が東京など1都3県に再発令された8日ごろから、買いだめの動きが一部で見られるが、在庫は十分に発注しているという。

 昨春の発令時は、スパゲティやホットケーキなどの特定品目に需要が集中して品薄になったが、松本隆文社長は「今回は昨春の経験からメーカーも大量に生産している。品切れはない」と語る。

 平和堂や京都生活協同組合(京都市南区)、イオンリテール、ライフコーポレーションなども、カップ麺や冷凍食品などを中心に在庫を多めに準備する。平和堂の平松正嗣社長は「昨年の緊急事態宣言を経験した消費者側も、今回はそこまでの買いだめはしないだろう」とみる。

 ドラッグストアも同様だ。繰り返し使える布マスクが市場に普及していることもあり、フジタ薬局(伏見区)の藤田哲社長は「今回は品薄にはならない」と話す。