丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市弥栄町)

丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市弥栄町)

 西日本最大級の道の駅「丹後王国『食のみやこ』」(京都府京丹後市弥栄町)を運営するパソナ子会社「丹後王国」(同市)が、カニを自分で焼いて食べられる施設「カニ小屋」を来春に開設する計画を進めている。通年営業させる予定で中川正樹社長は「気軽に立ち寄れる日本最大級のカニ小屋にしたい」と話している。京都府北部はカニが名産だが、通年で食べられる施設が少ないことから計画した。200人程度を収容できるフードコートを改修して開設。セルフサービスでカニを焼いたり、調理したりできるようにする。シーズンの冬季以外も冷凍品などを利用して提供する。季節によっては地元産のカキも提供する。

 丹後王国の前身となる府農業公園「丹後あじわいの郷」は1998年に開園したが、低迷を受け、人材ビジネス企業「パソナグループ」が府内の企業などと新会社「丹後王国」を設立し、2015年4月に名称を変えて再出発した。地元でとれる魚介類や野菜を使った丹後の食を味わい、食材の調理や加工、販売と観光の人材育成の拠点を目指す施設で、西日本最大級の「道の駅」でもある。

 今後は、施設内に小型無人機「ドローン」の実験場を設けたり、京都市内に丹後の特産物の販売拠点を開設したりする計画もあるという。

 9月就任の中川社長は「丹後観光のゲートウエー(入り口)としてカニ小屋などでとがった施設を目指す。丹後の商品を国内外に売り込む『地域商社』の機能を強め、次世代に雇用を引き継ぎたい」としている。