近江上布の上品な青が特徴的なひな人形(東近江市五個荘金堂町・中江準五郎邸)

近江上布の上品な青が特徴的なひな人形(東近江市五個荘金堂町・中江準五郎邸)

 新型コロナウイルスに対応している医療従事者への感謝を込めた青いひな人形が、滋賀県東近江市五個荘金堂町の近江商人屋敷「中江準五郎邸」で展示されている。地元で織られる近江上布を用いた人形で、会場は爽やかな空気に包まれている。

 同市五個荘竜田町に工房を持つ人形作家の布施和信さん(49)が制作した。コロナの影響が深刻化した昨年4月から作り始めたという。青色は医療従事者への感謝とともに、近江上布の特徴で琵琶湖の水も表す。1対の女びなと男びなを「清輝雛(せいきびな)」と名付けた。

 布施さんは23歳の時に原因不明の膠原(こうげん)病を発症して以来、治療を続けている。「20代からお医者さんにお世話になっているので、今大変な状況の医療従事者に感謝を伝えたい。ひな人形を見てコロナで苦しむ人も元気になってほしい」と話す。

 4月中旬まで展示する。有料。月曜と祝日の翌日は休館。