当選から一夜明け、2期目の抱負を述べる桂川氏(京都府亀岡市安町・市役所)

当選から一夜明け、2期目の抱負を述べる桂川氏(京都府亀岡市安町・市役所)

 今月20日に投開票された京都府亀岡市長選で再選を決めた現職桂川孝裕氏が21日、市役所で記者会見し、「市民の夢や希望を形にする」と抱負を語った。全国初のプラスチック製レジ袋提供禁止条例の制定に意欲を示した上で、「懸念があるのは事実」と述べ、目標とする来年8月施行の先送りも検討する考えを明らかにした。

 店舗に有償でもプラ製レジ袋の提供を禁じる条例案は市長選の争点となり、有権者の賛否は割れた。11月から地域ごとに複数回、説明会を開く考えを示し、「賛成者も多いが、反対者も排除しない。市民から『周知の徹底』という話が出れば、施行を多少遅らせても、やむを得ない」と述べた。
 また、条例素案に盛り込まれた違反店舗の公表という「罰則」が、「罰金だと勘違いする人もいた。説明が足りなかった」と振り返った。その上で、「しっかり理解を求めたい」として、実効性を確保するため、罰則は撤回しない考えを明らかにした。
 中学校給食の代わりに導入した「選択制デリバリー弁当」について、「子どもの格差をなくしたい」とし、小学校給食と同様、生活保護や就学援助世帯を無償化する方針を示した。早ければ来年4月から1食350円を無償で食べることができ、400人程度が対象になる。
 市長選の投票率は過去2番目に低い36・12%と低迷し、自身の得票も前回選から約1700票減らした。「有権者から『もう大丈夫』と何度も声を掛けられ、投票率低下が心配だった。残念だ」と漏らし、「自分にも不足する面はあったが、相手候補とは大差を付けた。1期目の実績が認められた」と語った。
 選挙中に相手候補から指摘された「トップダウン」という批判について、「トップダウンもボトムアップも両方必要。事案や施策によって的確に判断する」と述べた。