「みん100」の運営メンバーと開発された商品。消費者のアイデアを生かしている(大阪市)

「みん100」の運営メンバーと開発された商品。消費者のアイデアを生かしている(大阪市)

100円商品のアイデアを投稿できる「みん100」のスマートフォン画面

100円商品のアイデアを投稿できる「みん100」のスマートフォン画面

 消費者から100円商品のアイデアやニーズを募り、実用化に結びつけるウェブサイトが、ヒット商品を送り出している。京都のIT技術者らが運営しており、販売数が100万個を超えた商品もある。運営メンバーは「今後もさらに商品化していきたい」と意気込んでいる。

 サイト名は「みん100」。フリーランスのプログラマー池田大介さん(41)=京都市右京区=やウェブ制作会社「ワイヤーフレームズ」(下京区)を経営する松野尾絢三さん(35)=下京区=、事務局の吉見友絵さん(41)=大阪市=、デザイナー庄野美穂さん(34)=同=らが運営する。

 サイトで会員登録すると、自分がほしい商品のアイデアを投稿できる。他の会員からの「ほしい」というクリックが40件に達したアイデアは、100円商品を手掛ける参画企業が商品化を検討。売り物になると判断した場合は生産し、「セリア」や「キャンドゥ」といった100円均一ショップで販売される仕組みだ。採用された投稿者には、商品パッケージにニックネームが表記され、実際の商品がプレゼントされる特典がある。

 サイト開設から約4年間で実用化されたのは23商品。このうち、英字新聞をモチーフに箸袋をデザインした割り箸は「お客さんが来た時に割り箸を出したいけど、100円ショップに売っているのは和柄で可愛(かわい)くない」という投稿を基に商品化。販売数が100万個を超えるヒットになった。軸が透明な付けまつげや、繊維素材のジュートで作った野菜保存袋も70万個以上を売り上げた。

 メンバーの松野尾さんは「投稿者にとっては、自分のほしい商品が実用化されることが何よりうれしいようだ。今後は参画企業を増やし、商品開発のペースを上げたい」と話している。