徳川慶喜らがたしなんだ茶の湯の再現実演などが行われる二条城の御清所(京都市中京区)

徳川慶喜らがたしなんだ茶の湯の再現実演などが行われる二条城の御清所(京都市中京区)

 二条城最後の城主で、江戸幕府15代将軍の徳川慶喜らがたしなんだ茶の湯を再現する取り組みが21日、京都市中京区の同城で初めて催される。通常公開していない重要文化財(重文)の「台所」と「御清所(おきよどころ)」で寸劇や解説を行い、将軍家の暮らしや慶喜の横顔をひもとく。

 12月9日までの観光行事「二条城まつり2018年」の一環として、市などが催す。舞台となる台所と御清所は、料理や配膳を行った江戸時代の重文建物。城内の国指定文化財で飲食イベントを行うのは初めてで、文化財を活用した観光振興をさらに進める。

 寸劇は、慶喜が妻の御台所(みだいどころ)の部屋を訪ね、茶を所望するあらすじ。日本文化の振興や人材育成に取り組む一般社団法人「文化継承機構」(左京区)の職員らが和装で役を演じる。茶の湯に詳しい筒井紘一・京都府立大客員教授監修の下、当時の台子(だいす)点前を披露し、将軍家の日常生活や慶喜の食べ物の好みを解説する。その後、日本料理店「萬重」(上京区)の田村圭吾若主人の京料理を味わう。

 午後1時、3時半からの2回で、定員各50人。入場料を含め、会費1万円。事前申し込みが必要。文化継承機構075(746)5234。