大津地裁

大津地裁

 滋賀県高島市の市立小で2016年度、6年の女児の不登校が続いたのは、学校側がいじめに対して適切に対応しなかったためなどとして、女児側が同市に計600万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁(堀部亮一裁判長)は14日、学校側の不法行為を認めず、女児側の請求を棄却した。

 判決では、女児は16年9月に水をかけられるなど同級生からのいじめが原因で欠席を繰り返すようになったが、学校が登校再開に向けた計画を17年2月まで示さなかった対応について、体調悪化などで女児らに事実関係を円滑に確認できず、「やむを得なかった」と違法性を否定。女児側が2月の登校再開に当たり、加害児の声を聞かせないよう学校に求めたが、校内放送で声が流れ、再度不登校になった点は「放送は女児に向けたものではなく、再び不登校になると具体的に予見できたと認めるに足る証拠はない」と退けた。

 父親(44)は判決後、代理人を通し「司法が是正を働き掛けず非常に残念だ」とコメントしたが、現時点で控訴しない意向を示した。