京都市役所

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 京都市が来年度の市営聚楽保育所(中京区)の入所募集を巡り、一部の年齢の子どもを受け入れないのは児童福祉法などに違反するとして、住民が市を相手取り、入所を求める訴えを京都地裁に起こすことが15日、関係者への取材で分かった。

 提訴するのは同区の0歳児の保護者。4月から同保育所への入所を希望し、昨年11月に応募した。しかし市は12月中旬、同保育所で1、3歳児以外は受け入れないことを決定した。このため、保護者は行政事件訴訟法に基づき、市の決定を取り消し、地裁が市に対し、同保育所への入所利用を義務付けることを求める。

 関係者によると、保護者は共働きで、母親の育休の期限が終了する今年4月から保育時間の長い同保育所の入所を希望している。児童福祉法で市町村は、保護者の労働や疾病などの事情から保育を必要とする児童について保育しなければならないと定めている。

 市によると、同保育所の0歳児の利用定員は12人。現在0歳児7人を含む計99人が入所している。同保育所を巡っては昨年10月、2022年度の民間移管先として選定されていた市内の社会福祉法人が辞退を申し出て、移管が見通せなくなっている。この影響で、来年4月から中京区内で待機児童が発生する可能性のある1、3歳児は受け入れ枠を設けたが、これ以外の年齢の乳幼児については他の保育園への入園を促しているという。