本能寺山門パネル前にそろって展示されている織田信長役の甲冑(左)と明智光秀役の甲冑(亀岡市追分町・麒麟がくる京都亀岡大河ドラマ館)

本能寺山門パネル前にそろって展示されている織田信長役の甲冑(左)と明智光秀役の甲冑(亀岡市追分町・麒麟がくる京都亀岡大河ドラマ館)

切り取られた蘭奢待の撮影小道具

切り取られた蘭奢待の撮影小道具

 麒麟がくる京都亀岡大河ドラマ館(京都府亀岡市追分町)が閉館まで1カ月を切った。ドラマ本編は最終盤を迎え盛り上がりをみせるが、新型コロナウイルス感染の再拡大で同館の来館者数は想定を大幅に下回っている。15日には最後の展示替えを実施し、織田信長役の甲冑(かっちゅう)やインターネット上でも話題となった小道具など、撮影に用いた道具を投入し、巻き返しを目指す。

 信長役の染谷将太さんが撮影で着用した甲冑と太刀は、本能寺山門の大型パネル前に飾った。明智光秀役の甲冑も対のように並べ、これからドラマで描かれるであろう「本能寺の変」を暗示する展示とし、来館者が記念撮影できるようにした。

 また、ドラマで信長が切り取らせ、インターネット上でも話題になった香木「蘭奢待(らんじゃたい)」も、撮影小道具の実物を展示した。

 ドラマ館は50万人の来客を見込み昨年1月11日に開館。コロナの影響で市は目標を15万人に下方修正したが、東京などで感染者が急増した昨年12月末以降は団体予約が全てキャンセル。今年1月13日に京都でも緊急事態宣言が発令され、個人客も府外からを中心にさらに鈍った。現時点の来館者数は計8万6千人台。閉館日は2月14日。10万人の達成さえ微妙だ。

 亀岡市民には昨年11月、市が5千円分のクーポン券冊子内に2枚の平日無料券を付け全戸配布したが利用は低調といい、同館は「集客イベントはもうできない。コロナ対策は万全なので、せめて市民の皆さんには来てもらいたい」としている。