昨年末、新型コロナウイルスに感染した高齢女性が自宅で入院を待つ間に死亡が確認されたことに対し、京都府の西脇隆俊知事と京都市の門川大作市長は17日、下京区の京都経済センターで、それぞれ遺族に対して「お悔やみ申し上げる」と述べた。
西脇知事は昨年12月31日に今回の事例の報告を受け、翌日に自宅療養中患者の健康確認を徹底するよう指示したと明かした上で「府民の命を守ることを最優先に取り組んできた中、自宅待機中に亡くなられたのは痛恨の極み」と述べた。
自宅待機中の死亡事案について公表しなかった理由については、警察の検視対象であったことや遺族が希望していないことをあげた。今後の公表の方針についても「検討していく」と述べるにとどめた。