環境政策の情報発信や交流拠点として整備される店舗兼住宅(京都府亀岡市保津町)

環境政策の情報発信や交流拠点として整備される店舗兼住宅(京都府亀岡市保津町)

 環境先進都市を目指しプラスチック製レジ袋の配布を全国で初めて条例で禁止した京都府亀岡市は、市内の環境関連企業の取り組みや市の環境政策などを発信する拠点施設をJR亀岡駅近くの保津川沿いに整備する。空き家となっていた店舗兼住宅を取得し、2022年度のオープンを目指す。

 建物は鉄骨3階建て延べ床面積335平方メートル。長らく空き家状態で、市が持ち主から活用を打診され、土地建物を約400万円で取得し、環境政策発信の拠点とすることを決めた。建物は1963年の完成で老朽化しており大幅な改装が必要。4月以降、利用方法なども含めワークショップなどを開催し、詳細を詰めていく。

 活用方法として現時点では、パラグライダーの生地をリサイクルしたバッグや蜜蝋(みつろう)ラップなど、市内で誕生した環境配慮型の事業の紹介や試験販売の会場にする予定。環境関連事業の創業支援や環境系の市民活動の交流の場、環境関連団体などがリモートワークでも利用できるコワーキングスペースの整備も目指す。

 レジ袋提供禁止条例は、保津川下りの船頭がごみ拾いを始めたのがきっかけで、市環境政策課は「保津川前の施設は、亀岡の環境政策を発信するには、うってつけの場所。環境に特化した情報発信・交流拠点としていきたい」としている。