優雅な舞楽が奉納された秋季例大祭(野洲市五条・兵主大社拝殿)

優雅な舞楽が奉納された秋季例大祭(野洲市五条・兵主大社拝殿)

 滋賀県野洲市五条の兵主大社でこのほど、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する「鮒寿司(ふなずし)まつり」が営まれた。75年ぶりに修理された所蔵の刀剣12点も披露され、京都国立博物館名誉館員の稲田和彦さん(79)が解説した。

 鮒寿司まつりは同大社の秋季例大祭で、氏子ら約50人が参列。地元で作られたふなずしが供えられ、あでやかな衣装の女性らが舞楽を奉納した。

 刀剣は主に南北朝時代から室町時代にかけての作で、遷座1300年の今年に間に合うように3年前から刀身や鞘の修理を始めた。稲田さんによると、全国に10本ほどしかない室町後期ごろの短刀「腰刀」など、貴重な品が含まれているという。稲田さんは「錆がひどかったが、美しい刃文(はもん)が浮かび上がるまでによく修理された」と話した。

 刀剣は野洲市辻町の銅鐸博物館で行われる「兵主大社展」の後期展示(11月13日~12月2日)で公開される。同市民以外は有料。