冨山さん(左)と森本さんが手にする自慢のあめ。南山城村の特産品の柿渋とお茶を使っている(京都府南山城村北大河原・道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」)

冨山さん(左)と森本さんが手にする自慢のあめ。南山城村の特産品の柿渋とお茶を使っている(京都府南山城村北大河原・道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」)

 京都府南山城村の特産品である柿渋とお茶を使った「柿タンニンと粉末緑茶のあめ」が完成した。同村の企業同士が協力し、「あめでのどをうるおしてウイルス対策にしてほしい」としている。

 柿渋製造販売のトミヤマと、道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」を経営する南山城が作った。昨秋、奈良県立医科大が、柿渋の主成分の柿タンニンに新型コロナウイルスを不活化させる効果があることを確認したと発表。それをヒントにトミヤマ代表の冨山敬代さんは柿渋でのあめ作りを思いついた。旧知の南山城代表の森本健次さんと話し合う中で、南山城の粉末緑茶と合わせて柿タンニンと茶カテキンのあめを作ることになった。

 かつて、南山城村では茶畑には柿の木がある風景が広がり、茶の風よけ、霜よけになっていたという。冨山さんは「今は茶畑に柿の木は少なくなったが、柿とお茶は密接な関係にあることを知ってほしい」と語る。森本さんも「地元にあるものを生かして村の力を見せたい」と話す。

 あめの製造は京都市内の業者に頼んだ。純度の高い柿渋を使うことで渋さを感じさせず、緑茶の風味を押し出している。

 あめは10個入りで400円。同道の駅で販売中。トミヤマのホームページからも購入できる。