色とりどりの寄せ植えを前に笑顔を見せる住民(京都府南丹市日吉町畑郷)

色とりどりの寄せ植えを前に笑顔を見せる住民(京都府南丹市日吉町畑郷)

 京都府南丹市日吉町畑郷の後野(この)区は、集落を花で飾る運動を始めた。シクラメンやナデシコなどが各家の軒先などで咲き、新型コロナウイルス禍でふさぎがちな気分に華やぎを与えている。

 JR胡麻駅に近い後野区では20世帯約50人が暮らし、高齢化率は60%を超える。末永く明るく過ごせる地域をつくろうと、市の集落支援事業を利用して、後野をアピールする看板を昨年8月に設置したのに続き、花を育てる活動に乗り出した。

 女性7人が、スミレやストック、アセビなどの苗を鉢に寄せ植えして、全戸に配った。赤や黄、青などの花々が、にび色の冬に映えている。

 寄せ植えの作業に汗を流した女性(71)は「ええ子で咲いているお利口な花ばかり。『かわいいね』と笑顔になり、『お値段以上』の喜びを地域に与えている。コロナで地域の寄り合いが減る中、癒やしになる」と話す。写真を住民間で共有して日々の楽しみにしつつ、防除方法や育て方も研究していく。